2008年が明けた。元旦は初日の出る頃に家族全員で成田山新勝寺に詣るのが我が家の慣わしだ。
初詣を終えて我が家に帰って来てからおもむろにご正月料理を頂くが、その前に私が家族の長として2〜3言訓示をするのが慣わしだった。
それは子供達が家にいる間ずっと続いたが、成人してもいつも素直に聞いていた。古臭い親父だと思ったかどうか知らないが、幼少の頃からずっと続けてきたので、大きくなっても特に抵抗はなかったのだろうと思う。
その後は、お屠蘇で酔っ払ってしまった親父を避けて夫々が勝手に振舞うが、今考えても我が家の正月はいつも賑やかで笑いが絶えないさざえさんのような雰囲気があった。
二人になってしまった今でも、相変わらず馬鹿を言いながら楽しい正月を過ごす。
今年の元旦は本当に穏やかで成田山にも車で45分で着いてしまったが、新勝寺は今年開基1070年で、春に記念大開帳が催されるらしい。悲願だった総門建立もほぼ完成し見事な姿を現していた。早朝だが大変な人混みで、本堂の賽銭箱前は押すな押すなの混雑振り。
本堂右横のおみくじ売り場には長い行列が出来ていたが頑張って並ぶことにした。昨年は大吉だったが、今年は吉だった。ホントに良い年になって欲しい。
1時間ほどいつもの庭散歩コースをたどり、頼んだ御護摩を頂いてから参道に出て買い物をする。これがまた楽しい。絶対欠かせないのが、川えびで、これがないと正月じゃない。次は瓜の鉄砲漬け、これも買う店は決まっている。この店の鉄砲漬けは絶品だ。この店では他にも美味な漬物をいろいろ売っているので、試食しながら選ぶのが楽しみだ。そして更にせんべいだ。この店も決まっている。この店のせんべいでなくてはならない。目の前で焼いているのでその香ばしさに客が群がる。
羊羹も成田山詣での代表的な土産品らしいが、残念ながら私の好みではないので除外している。うなぎも有名で、参道を歩いていると両側からうなぎの蒲焼の香ばしいにおいが立ち込めてくる。有名な店の前はお土産にするために行列を作っている。でも、私には川えびがあるのでうなぎは毎年見送っている。
かくして成田詣でを無事に終え、家に帰ってきて神棚に御護摩を飾り、お神酒と料理をあげて今年もいよいよスタートだ。
今年はやらなければならないことが山積している。いよいよ今日から始動する。